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根管治療

歯に膿がたまると痛い?膿を出す根管治療の痛みと期間

歯がズキズキと痛み、腫れてきたとき、それは歯の根の先に膿がたまっているサインかもしれません。このような場合、「根管治療(こんかんちりょう)」という処置が必要になることがあります。根管治療とは、歯の神経が通っている管(根管)の中から感染した組織や細菌を取り除く治療です。感染や膿がたまったまま放置してしまうと、痛みが強くなり、顔の腫れや最終的には抜歯が必要になることもあります。今回は、膿をなくすための根管治療に伴う痛みの原因や、実際に治療を受ける際の期間や注意点について解説します。

1. 根管治療が痛いと感じる原因とは?

根管治療中や治療後に「痛い」と感じる患者さんが少なくないとお聞きします。本来、根管治療では原因となる感染を除去するため、お痛みは軽減することがほとんどです。では、なぜそのような痛みが生じるのでしょうか。

①感染による炎症

歯の根の中にむし歯などが原因で細菌が侵入し増殖した場合、根の先の組織では自己免疫により細菌との戦いがはじまります。これが炎症です。弱い炎症では痛みはほとんどなく、強い炎症になると身体が痛みとして教えてくれます。炎症の結果、細菌の死骸が膿として根の先にたまる場合があります。炎症のある時に圧力が高まるとさらに強い痛みを引き起こす場合があります。そのような場合に根管治療をすると、根の先から根管経由で膿が出てくる場合があります。溜まっている膿の量は限られているため、数分から十数分で膿は出なくなります。圧力による痛みは軽減しますが、炎症の痛みはしばらくあります。新たな細菌が侵入しないよう、蓋をしてもらいましょう。しかし、そのまま蓋をすると、残っている細菌が再び増殖するため、ラバーダムをして新たな細菌が入らない状態で根管内を洗浄・消毒し貼薬をすることにより、細菌数が劇的に減り、身体は戦う相手がいなくなるため、炎症が治り痛みが軽減していきます。

②神経の過敏状態

根管内の感染が進行すると、歯の中の神経は多くの場合死んでしまうため、冷たいものなどの痛みは感じなくなります。感染が根の先まで進行すると、根の先の外側の神経(歯根膜)に炎症が波及するため、過敏になり、歯に触れるちょっとした刺激でも強い痛みを感じるようになる場合があります。治療時、被せ物や歯を削る振動ですら強い痛みがある場合は、投薬などで炎症がある程度治ってから本格的な治療を開始する場合もあります。

③治療による刺激

根管治療では、細い器具を使って歯の中を掃除しますが、この作業が根の先の周囲の組織に一時的な炎症を起こすことがあります。これを防ぐためには、根の先のデリケートな部分を触る時は、清潔な状態で時間をかけて丁寧に操作する必要があります。また器具により、根管内の感染を根の先に運んでしまうと、自己免疫反応を誘発して痛みがでる可能性があるため、新たな細菌の侵入を防ぐラバーダムの使用と歯の表面の術野の消毒、根管内の汚れを洗い流し感染の少ない状態になってから、根の先まで器具を入れるようにすることにより、治療の刺激による痛みを減らすことができます。

④治療中の薬剤反応

根管内に使用される消毒薬が歯の根の外に漏れると、周囲の組織に刺激を与え、痛みを引き起こす場合があります。そのため、不適切な洗浄操作や根の先に圧のかかる貼薬の操作に注意して慎重に治療を行うことにより、痛みの発生を抑えることができます。

⑤咬合(かみ合わせ)の問題

治療後にかみ合わせが強く当たっていると咬むたびに治療した歯に強い力が加わり、痛みを誘発することがあります。痛みが出ないように、治療後に仮の蓋をした場合は、噛み合わせのチェックを行います。真っ直ぐにカチカチ噛むのと側方にギリギリ噛む状態で仮の蓋が強く接触している場所がないかを確認し、調整することにより痛みがでないようにします。

このように、根管治療時の痛みにはさまざまな原因がありそれぞれの対応が可能です。痛みが続く場合には我慢をせず歯科医師に相談しましょう。また、根管治療は難易度の高い治療の一つのため、解決しない場合はセカンドオピニオンを利用することも可能です。

 

2. 根管治療の前後でどんな痛みがある?治療期間中の注意点

一般的な保険診療での根管治療は1回で終わることは少なく、数回の通院が必要になることが多いです。その過程においても、さまざまな種類の痛みが現れる可能性があります。

①治療前の痛み

神経が死んでいる場合に膿がたまると、歯ぐきが腫れて強い圧痛が出ることがあります

②治療中の痛み

根の先の感染により、周囲の神経(歯根膜)が過敏になっている場合、歯を触る刺激によっても痛みを感じることがあります。また、根管内の治療する時に軽い違和感があることもあります。

③治療直後の痛み

治療後、鈍い痛みや違和感が一時的にでることがあります。これは、歯の根の周囲の組織が刺激されたためです。数日から1週間ほどで治ることがほとんどですが
、お辛い場合は痛み止めを使うことも可能です。

④完治後の痛み

通常痛みが軽減してから根管治療を終了します。痛みが長期間続いたり、再感染がある場合、治療の不備があったり、破折など他の原因の可能性もあるため、早めに受診もしくはセカンドオピニオンを利用しましょう。

治療中に強い痛みが出た場合は、すぐに歯医者へ連絡しましょう。また、治療中の歯では硬いものを咬まないよう注意が必要です。通院を中断すると膿が再びたまりやすくなります。処方された薬は指示通りに服用し、治療を計画通り進めることが大切です。

 

3. 膿を出す根管治療の通院期間と治療の流れ

歯の根の先に膿がたまってしまった場合、その原因となる感染源を取り除くためには「根管治療」が必要です。膿の量や感染の広がり具合によっては、1回の治療で終わることは難しく、複数回にわたって通院しながら段階的に処置を行う必要があります。

このような根管治療では、初期の診断と処置の質が、痛みの強さや治療期間、そして最終的な予後(治療後の安定性)に大きく影響します。
一般的な保険診療では、1回あたりの治療時間や使用できる材料に制限があるため、工程を細かく分けて進める必要があり、結果として治療期間が長くなる傾向があります。
一方、自費診療では診断や処置に十分な時間をかけられるため、初期段階での状態把握や根管内の清掃・消毒をまとめて丁寧に行うことができ、痛みを抑えながら、治療の早期安定化や再発リスクの軽減が期待できます。

① 初回診察と応急処置

最初の診察では、レントゲン撮影や問診・視診・触診・打診によって膿の状態や炎症の範囲を確認します。強い痛みや腫れがある場合には、抗菌薬や鎮痛薬を使用し、必要に応じて膿を排出する処置も行います。
この初期対応をどれだけ適切に行えるかが、以降の痛みの程度や回復のスピード、予後の良し悪しを左右する重要なポイントです。

② 感染源の除去と根管の清掃

歯の中にある感染した神経や膿を取り除き、専用の器具と薬剤で根管内を洗浄・消毒していきます。根管の形状は複雑で個人差も大きいため、慎重な処置が求められます。自費診療では、1回の処置時間をしっかり確保できるため、短期間でも精度の高い治療が可能です。

③ 根管充填と補綴処置

膿が収まり、炎症や痛みが治まったことを確認した上で、根管に薬剤を充填して密閉します。その後、神経を取り除いたことで薄くなった歯を補強するため、土台を作製し、被せ物(クラウン)やダイレクトボンディング治療(自分の歯をできるだけ削らない詰め物の治療)で噛む機能を回復させます。

通院回数の目安としては、軽度の感染であれば1〜3回、中等度以上では4〜6回が一般的です。過去に治療済みの歯の再発や、膿の範囲が広い場合には、6回以上かかるケースもあります。

保険診療では、1回あたりの処置時間が限られているため、治療を分けて少しずつ進める必要があり、治療期間が長くなる傾向があります。
対して、自費診療では1回ごとの処置に十分な時間をかけられるため、精度の高い処置が可能となり、初期段階から適切に対応することで、予後の安定や治療回数の短縮が目指せます。

 

4. 芦屋の歯医者 LAGOM oral maintenance clinic の根管治療

JR芦屋駅 徒歩1分の歯医者 LAGOM oral maintenance clinic (ラーゴム オーラル メインテナンス リニック)は、「本当に良い治療を受けたい」「自分の歯を一生大切にしたい」「もう、治療の繰り返しはしたくない」と考える方に、適切な治療法をご提案する自由診療専門の歯科医院です。
当院では完全予約制を採用し、初診カウンセリングでは約90分ほどお時間を確保して、丁寧な診察、現状の詳しい説明、今後必要となる可能性のある検査、治療内容や費用、回数をお伝えすることにより、ご自身の希望も発言できる環境を提供しております。

むし歯や歯周病を未然に防ぐための予防では「初めて知った」「もっと早く知っていたかった」と好評な、個々に応じた原因から解決する情報の提供を行っています。

また、歯の神経を残す「歯髄温存療法」や、「根管治療」では、診断の知識と治療の精度が重要な要素となります。 当院では、可能な限り歯を削らず、抜歯を避けることを目指しています。
専門分野の違うDr2人体制のため、より多くの知識を提供することができるのも当院の特徴です。

院長は20年以上の神経の専門としての臨床経験を持ち、海外の専門医からの研修も積み続け、技術の向上に努めてきました。自由診療専門の歯科医院であるため、幅広い治療方法から選択することができます。
また、JR芦屋駅から徒歩1分とアクセスも良く、実は全体の約4割の方が市外からの方で、遠い方で岐阜や名古屋など東海圏からお越しくださる方もいらっしゃいます。
患者さんの健康を第一に考えた歯科治療を提供し、長期的に歯を守るサポートを行っています。

 

まとめ

歯の根の先に膿がたまると強い痛みを伴うことがあり、早期の根管治療が必要です。根管治療は、歯の中の感染を取り除いて膿の排出や発生を防止し、痛みや炎症の軽減が期待できる歯を残すための治療法です。治療中や治療後は、まれに一時的な痛みが出ることもありますが、時間の経過とともにおさまっていくことが多いです。治療には複数回の通院が必要となるため、歯科医師としっかりと相談しながら進めていくことが大切です。
また、根管治療は難易度の高い治療の一つのため、解決しない場合はセカンドオピニオンを利用することも有効です。

芦屋駅周辺で根管治療についてお悩みの方は、LAGOM oral maintenance clinicまでお問い合わせください。

 

監修:歯科医師・院長 堀 雅晴

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