ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは

歯を失った部分に対して、セラミック粉末を多く含むレジン材料を用いて直接修復を行う治療方法です。型取りを行う間接修復に比べ、歯を削る量をできるだけ抑えることを目指した治療法です。
削った部分をただ埋めるだけではなく、歯の形態を立体的に調整しながら修復するため、噛み合わせや清掃性に配慮した形態の再構築が可能な場合があります。

また、歯の色味・透明感・形態を比較的細かく調整できるため、周囲の歯になじみやすい仕上がりを目指すことができます。
セラミックや金属などの被せ物と比べて、歯を削る量が少なく済む場合があり、その分歯髄（神経）への負担を抑えられる可能性があります。費用についても、選択する素材や治療範囲によって比較的抑えられるケースがあります。

当院では、歯根（根っこ）の状態が良ければ、抜歯を回避できる場合もあると考え、できる限りご自身の歯の保存を大切にしています。
ただし、実際に可能かどうかは検査・診断が必要ですので、抜歯を避けたいとお考えの方や、他院で治療が難しいと言われた方も、まずはお気軽にご相談ください。
抜歯を避けたい方、他院で治療が難しいとされたケースでも、一度兵庫県芦屋市の歯医者 LAGOM oral maintenance clinicにご相談ください。

ダイレクトボンディング治療ってどんなもの？

保険での治療に例えると、
むし歯治療には大きく分けて2つの方法があります。
①【直接修復】白い詰め物（コンポジットレジン）でその場で修復する方法
②【間接修復】型取りを行い、後日できあがった詰め物（インレー：金属やセラミックなど）をセメントで装着する方法があります。
兵庫県芦屋市の歯医者 LAGOM oral maintenance clinicでは、このうち①の方法において、強度・色調・接着操作・形態の各工程に時間をかけ、仕上がりの質を追求しています（適応や経過には個人差があります）。

ダイレクトボンディングの適用例

当院の
ダイレクトボンディングの特徴

セラミックとどう違う？

ダイレクトボンディングの
治療の流れ

よくある質問

• Q1. ダイレクトボンディングは
  どのくらい持ちますか？

  使用する材料やお口の環境、噛み合わせの力、日常のケア方法などによって異なります。適切なメインテナンスを続けることで、長期的に安定している症例も多く見られます。
  当院では、治療後の経過観察や定期チェックも重視しています。

• Q2. 痛みはありますか？

  治療時の痛みが予想される場合には、麻酔を使用し、できるだけ負担の少ない方法で行います。処置後に違和感や軽いしみが出ることがありますが、多くは時間の経過とともに落ち着く傾向があります。
  状態に応じて適切に対応いたします。

• Q3. セラミックと迷っています。
  どう選べばいいですか？

  セラミックとダイレクトボンディングは、それぞれに特徴があります。セラミックは強度と色調の安定性に優れ、ダイレクトボンディングは歯を削る量が少ない点が特長です。
  歯の残り具合やご希望に応じて、どちらが適しているかを一緒に検討いたします。

• Q4. 他院で「抜歯が必要」と言われた歯も相談できますか？

  はい、セカンドオピニオンとしてのご相談も受け付けています。状態によっては、根の部分（歯根）が残っていれば修復が検討できる場合もあります。
  実際に診査を行い、保存の可能性を含めた治療方針をご説明します。

• Q5. 保険は使えますか？

  当院は「完全自由診療」の歯科医院のため、健康保険の適用はございません。
  ただし、保険診療では扱えない材料や工程を選択できるため、歯をできるだけ残したい方や、将来を見据えた精密な治療をご希望の方に選ばれています。

• Q6. 一度治療した歯がまた欠けてしまった場合はどうなりますか？

  欠け方や力のかかり方によって対応が異なります。小さな部分であれば再修復が可能なこともありますが、場合によっては形態の見直しや別の方法を検討することもあります。
  状態を確認したうえで、今後の再発予防についてもご説明いたします。