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インプラント治療とは?

歯を失った部分の顎の骨に、人工の歯根(インプラント)を埋め込み、
その上に人工の歯(上部構造)を取りつけることで、機能的・見た目の回復を図る治療法です。
天然歯に近い噛み心地が得られ、周囲の歯を削る必要がない点が特徴とされています。

しかし、インプラントは 「埋めれば終わり」 の治療ではありません。
たとえば、インプラント治療を受けた方の約2人に1人が、9年後にインプラント周囲炎(歯周病のように骨がとけてくる病気)を発症しているという報告もあります。

長期的な成功には、定期的なケアと診断が不可欠です。
特に、加齢や通院困難などによりメインテナンスが不十分になると、骨が溶けてインプラントが脱落するリスクもあります。

そのため、治療前の検討と準備が重要です。
当院では、インプラントの現状や将来的なリスクを正しくご理解いただくことを大切にしています。

インプラント治療の流れ
① カウンセリング・初診相談

お口の状態やご希望を丁寧に伺い、必要に応じてレントゲン・CTなどの検査を行います。インプラントが適応可能かを含め、治療の選択肢を総合的に検討します。

② 精密検査・診断

顎の骨の状態、全身の健康状態、咬み合わせなどを確認し、インプラントの可否と治療方針を立てます。治療を進める前に、リスクやメンテナンスの必要性についても詳しくご説明します。

③ 治療計画のご提案

インプラントを行う場合の手術方法、治療期間、費用などを含めた詳細なプランをご提示します。不安や疑問が残らないよう、十分なご説明を心がけています。

④ インプラント手術(外科処置)

インプラント体(人工歯根)を顎の骨に埋め込む処置を行います。術後は骨とインプラントがしっかり結合するまで数か月の治癒期間を設けます。

⑤ 上部構造(被せ物)の装着

治癒後、インプラントの上に人工歯(クラウン)を取り付けます。周囲の歯と調和する自然な見た目と噛み心地を目指します。

⑥ メインテナンス・定期検診

治療後も定期的な検診とクリーニングを通して、インプラントと周囲の歯の健康を維持します。ご自宅でのケアと歯科医院での管理の両立が、インプラントを長持ちさせる鍵です。

インプラントは“万能”ではありません

インプラント治療は、条件さえ整えば非常に優れた選択肢となりますが、
すべての方に適しているとは限りません

骨の量や全身疾患、セルフケアの状況などにより、インプラント以外の治療が望ましい場合もあります。

当院では、インプラント以外にも歯を補う選択肢をご用意しています。
まずは現在のお口の状態を正確に検査・診断し、
その結果に基づいて患者さま一人ひとりにとって最適な治療法をご提案いたします。