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カスミソウ

​診療案内

​長持ちする治療とは、ただ病的な部分を取り除き、『人工物に置き換える対症療法』を目的とするものではなく、

・治療後、あなたにとって十分に清掃がしやすい
特定の歯に過剰な負担がかかない
治療した歯の特徴をあなた自身が知っている

の3つが満たされて成功します。私たちは、治療が必要となった歯が再び「治療」を必要としないよう、また、他の歯に新たな病気を発生させないことを目的とした治療を行っております。

「歯の神経」の治療でお困りの方

「歯の神経の治療」(根管治療)とは?

歯の内部の神経が入っている部分に、むし歯などが原因で細菌感染が起こった場合に行われる消毒の治療で、歯を残すための「最後の砦」とも言われる非常に重要な治療。細菌を取り除く治療のため、再発のない成功率の高い治療には、ラバーダム防湿での再感染の防止に加え、顕微鏡など拡大下での緻密で繊細な治療が不可欠。

根管治療が必要になった歯は、根管に器具を入れるための入り口や、感染を除去するために歯質の切削が伴います。そのため、治療により薄くなった歯は、破折・抜歯のリスクがおよそ70%増加するともいわれています。

​治療を繰り返すたびに歯の厚みは薄くなるため、適切な治療を受けることが重要です。

 

神経の状態と炎症の範囲を知るためには十分な検査が必要であり、その検査で得た情報から適切な診断と適切なタイミングでの治療介入が可能になります。

「歯周病」の治療でお困りの方

「歯周病の治療」とは?

歯周病とは、①歯周病菌の質(毒性・量) 患者さん自身の免疫反応・感受性 遺伝的要素 ④環境因子(喫煙・糖尿病など)の大きく4つの要素が絡み合って発症する多因子性疾患。

歯周病の進行を止めるためには、「歯みがきを頑張る」だけでは不十分で、まず自分の体の状態を知ることも重要。

むし歯菌とは細菌の種類が違うこと、進行する要素も違うため、治療の注意点が異なることを知ることが重要。

歯科医師・歯科衛生士がコントロールできるのは①の歯周病菌の毒性・量のみであり、口腔内の細菌の量を出来る限り減らし質を改善し、免疫力が上回るようにすることで、歯周病の進行スピードを低下させることを試みます。かみ合わせにより歯の揺れが悪化している場合は、その対策も必要になります。

歯科医師/歯科衛生士定期的なブラッシング指導・食事と生活指導・セルフケアでは届かない部分の感染物除去

患者さん日々の正しい口腔衛生・食事と生活習慣・免疫力コントロールの継続

 

の二人三脚ではじめて治療が成功します。

「歯を失ったあと」の治療でお困りの方

「歯を失ったあとの治療」とは?

歯を失ったスペース部分に、歯の代わりとなるものを作成する治療(何も作成しない場合もあります)

基本的には、①入れ歯(取り外しができる) ②ブリッジ(両隣の歯と連結した被せ物) ③インプラント(骨に人工的な歯の根っこを植える)から選択されることが多いですが、条件が合う場合、他の歯や歯肉への侵襲をより抑えた、いくつかの方法から選択できる場合があります。

その条件を知るためには十分な検査が必要であり、その検査で得た情報から適切な診断と適切な治療選択が可能になります。

「つめもの・被せ物」の治療でお困りの方

「つめものの治療」とは?

う蝕や破折などが原因で、歯を一部失った場合に、レジンなどの材料で修復する治療

「被せ物の治療」とは?

う蝕や破折などが原因で、歯の大部分を失い、つめものでは強度が足りない場合に選択される治療

つめものの治療で使用される「レジン」は呼気や唾液などの水分に非常に弱く、それらが十分に排除されてていない場合、つめものが取れやすくなる原因になります。

 

つめもの・被せ物の治療後に、糸ようじ(デンタルフロス)が引っ掛かったり、歯間ブラシが入らなくなりご自身によるホームケアがやりにくくなってしまった状態は、むし歯や歯周病の発症・進行の大きな原因になります。

また、かみ合わせが十分に調整されていない場合、咬みにくい・咬むと痛い・顎の調子がおかしいなどの初期症状から、今後大きなトラブルに発展する可能性もあります。

つめもの・被せ物が問題ない状態で機能しているかどうかを知るためには、十分な検査が必要であり、その検査で得た情報から適切な診断と適切なタイミングでの治療介入が可能になります。

「入れ歯」の治療でお困りの方

「入れ歯の治療」とは?

入れ歯で食事がしにくい・喋りにくいなどの機能的な不具合、また、落として破損したなど、入れ歯の調整や修理を行う治療

入れ歯は使用に伴い、かみ合わせ・入れ歯と歯肉とのフィット・金具のフィットなどが変化するので、定期的なチェックが必須になります。また、長年愛用されている入れ歯は体の一部として順応していることが多いため、まずは現在使用中の入れ歯を調整と修理で問題なく機能できるよう試みます。

特に、部分入れ歯やブリッジに関しては、他の歯に過剰な負担がかかっていないかが、大変重要なチェックポイントになります。

入れ歯が害なく機能しているかどうかを知るためには、十分な検査が必要であり、その検査で得た情報から適切な診断と適切な治療選択が可能になります。

「むし歯」の治療でお困りの方

「むし歯の治療」とは?

むし歯の進行レベルによって処置方法が異なります。削って詰める治療は、むし歯がかなり進行した場合に行います。着色・エナメル質う蝕・一部の象牙質う蝕では、フッ素を用いた適切な歯みがきとお食事の工夫で進行を止めることができることが多いです。

「むし歯になりやすいのは、歯みがきが下手だから」とは限りません。

むし歯は、①プラーク(食べかすではなく、歯を溶かす細菌生物の塊) ②歯の質 ③食事3つをコントロールすることで防ぐことができる病気であり、それぞれ効果のある対策ができます。

また、むし歯の大きさに関係なく、削って詰める治療がなされた場合に、違和感やしみる・痛みなどが治らない場合があります。原因は、詰め物がしっかり接着されていない・かみ合わせが十分に調整されていない・清掃できないような状態になっているなど、様々な原因が考えられます。

このような治療後の不快な症状は、早期に対応しないと今後残ってしまうことがあります。

まずは、十分な検査が必要であり、その検査で得た情報か適切な診断と適切な治療選択が可能になります。

「歯やお顔の見た目」でお困りの方

 

「歯の経年的変化」とは?

みなさんが現在使われている歯は、一番早い歯で6歳頃、遅い歯で12歳頃からお世話になっています。

歯は皮膚とは異なり、新しい細胞への定期的な入れ替えがありません。また、毎日の食事や歯ぎしり・食いしばり(夜間、ほとんどの方にみられます)などの力の負担や、甘い・酸っぱい・冷たい・熱いなど、常に変化の多い過酷な環境にさらされています。このような理由から、歯の色の変化・小さなひび・すり減り・歯並び・かみ合わせの変化など起こってくるのは、ごく自然なことです。

 

しかし、それらの変化により何かしらの支障をきたす場合は、対策や治療が必要になります。

それらの変化が生理的なものなのか、病的なものなのかを知るためには、十分な検査が必要であり、その検査で得た情報から適切な診断と適切な治療選択が可能になります。

「かみ合わせ」の治療でお困りの方

「かみ合わせの治療」とは?

「カチッと咬める場所」というのは、上下の歯が安定して接触する場所であり、咬む面の形歯の接触強さなどが影響しています。下顎は筋肉や靭帯によりぶら下がっている状態であるため、咬む場所の基準となる「歯」が全てない場合や、咬む面がまっ平な場合などは「咬む場所が分からない」状態になります。

つめもの・被せ物の治療では、人工的かつ即日に咬む面の形や接触強さが変化するため、十分に考慮した調整がなされなかった場合、かみ合わせの違和感や、歯や顎関節の痛みなどが現れるリスクがあります。

また、歯ぎしりや食いしばりから歯を守るための「マウスピース」は定期的な調整と適切な使用が大変重要です。誤った使用を続けると、前歯で咬めないなどの大きなトラブルを招く原因になります。

トラブルを抱えたかみ合わせに対する治療は慎重に行う必要があり、そのためには十分な検査と、その検査で得た情報から適切な診断と適切な治療選択が可能になります。

「インプラント」の治療でお困りの方

「インプラントの治療」とは?

歯のないスペースの骨の中に、人工的な歯の根っこを埋めることで機能回復を図る治療

インプラント治療を受けた9年後には2人に1人、埋入された4本に1本インプラント周囲炎(歯周病のように骨がとけてくる病気)になっているという報告もあるように、歯がなくなってもインプラントがあるから安心」という流行りは薄れているのが世界の流れです。また、近年ではご高齢でメインテナンスに通えなくなった方のインプラント周囲炎が問題になっています。インプラント治療は患者さんの安定したホームケアと歯科医師による適切なメインテナンスの継続が前提で成り立つ治療です。​

インプラントが害なく機能しているかどうか知るためには十分な検査と、その検査で得た情報から適切な診断と適切な治療選択が可能になります。

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